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住宅ローン審査 「甘い」「緩い」は存在するか② 転職後すぐの住宅ローン

審査が甘い。審査が緩い。

そんな観点で住宅ローンをお探しの方もいらっしゃるでしょう。

「そもそも融資の承認が降りるか」

「希望の全額が借りられるか」

そう考えると夜も眠れない。

そんな気持ちでネットを検索したあなたのために、住宅ローンの審査について説明します。

第二回は、「転職したばかりだけど、借りられるの?」

勤続年数に関する説明です。

転職した男性

転職したばかりでも・・・



現在お勤めの会社に何年在籍しているか。

令和2年3月に国土交通省がまとめた「令和元年度民間住宅ローンの実態に関する調査」によると、「勤続年数」を審査項目に挙げた金融機関は95.6%。

これだけ多くの金融機関が勤続年数を重視しています。

一般的に必要とされる最低限の勤続年数は1年

これをクリアしていれば、選択肢は一気に広がります。

仮に1年に満たない場合はどうするか。

第一の選択肢フラット35です。

フラット35



フラット35は住宅金融支援機構の住宅ローン。

端的に言ってしまえば「公の」住宅ローンです。

フラット35の審査において最大の特徴となるのが、申込人の職業や勤務形態、お勤めの期間などによるハードルが非常に低い点です。

 

  • 勤続年数が1年に満たない
  • 契約社員
  • パート・アルバイト

など、一般的に住宅ローンの審査においては融資が厳しいとされる方でも、審査の土俵に上ることができます。

上記の項目に当てはまる場合、他の金融機関でばそもそも申し込み自体を受け付けてもらえないケースも多いですからね。

 

では、フラット35では勤続何カ月から申し込みができるのでしょう。

答えは1カ月

厳密に言うと、「最初の給与明細をもらったら」申し込みできます。

 

審査においては、この一月分の給与明細を12倍して1年間の収入とみなします。

最初の給与が税込み30万円だったとしたら、その方の年収は360万円とみなして審査をする訳です。

仮に入社から3カ月経って(3カ月分の給与明細をもらって)から申し込みをしようと思ったら、3カ月分の給与の総額を3で割って平均額を算出。

これを12倍して年収を出します。

 

ここで注意。

あくまでも「もらった給与」をベースに計算するので、例えば「月半ばに入社したから最初の月は給料が半分しかない」なんてケースでも「それが1カ月分」として計算されます。

先ほどの例で言えば、本来30万円の給与が15万円しかなかったら、

15万円×12カ月=180万円

本来であれば360万円の年収が見込めるのに、半分で審査されてしまいます。

 

この場合、2カ月は我慢しましょう。

最低でも「まるまる1カ月分の給料をもらう」ことが大切です。

 

例えば3カ月分の給与明細があった場合、もらった給料を3で割った上で12倍するという方法を用います。

 

(15万円+30万円+30万円)÷3=25万円

25万円×12カ月=300万円

 

ですがこの場合、1カ月目の給料は1月分に満たないため、計算から外すことができます。

 

(30万円+30万円)÷2=30万円

30万円×12カ月=360万円

 

1月目を入れるかどうかで60万円のが出ます。

ここは重要なのでしっかりと覚えておきましょう。

 

また、あくまでも「すでに受け取った収入」をベースに試算されるため、「ボーナスが60万円出る予定」であったとしても計上されません。

こういった要因から、想定している年収よりも大幅に低い年収として審査に掛けられるケースが少なくない。

この点に関しては注意が必要です。

 

勤続年数が1年に満たない場合の住宅ローンはフラット35一択かと言うと、実は完全にそうとは言い切れません。

 

例えば同業種でステップアップしたケース。

システムエンジニアをやっている。

看護師をやっている。

同じ業種で給与の高い会社に転職したような場合は、前職の職歴を考慮して審査してくれるケースもあります。

ステップアップするサラリーマン

キャリアアップなら通算も・・・

今の職種も前の職種の繋がりが証明できて、なおかつ現職の雇用条件が明示された雇用契約書などがあれば、チャレンジしてみる価値はあるでしょう。

ですが、さすがに勤続1カ月程度ではかなり厳しい。

少なくとも「試用期間が明けた」ぐらいの期間は欲しいところです。

また、ネット上の情報だけで対象となり得る金融機関をピックアップするのは至難の業です。

ぜひ、不動産屋さんに相談してみてください。

銀行に、ではないですよ。

不動産屋に、です。

なぜなら銀行に相談したとして、仮にその銀行で取り扱いが不可だったとしても、「どこの銀行に相談したらいいよ」とは教えてくれません。

単にゼロ回答だけで終わってしまいます。

これではあまりにも非効率!

不動産屋さんであれば、その条件で融資を受けられる可能性が高い金融機関を紹介してくれるでしょう。

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まず第一候補はフラット35

プラスアルファとして、不動産屋さんに有力候補となり得る金融機関をご相談ください。

ご自身で事前審査にチャレンジしようと思ったら、まずはフラット35だけに留めておきましょう。

片っ端から申し込み!なんてやるのはNGですよ。